AI 議事録ツール — レビュー
参加者への通知なし。Zoom・Meet・Teams すべて対応。Bot を使わない議事録アプリの仕組みと導入方法をまとめました。
多くのAI議事録ツールは「Bot」を会議に参加させる仕組みです。Granola は異なるアプローチをとります。あなたの PC のシステム音声を直接キャプチャするため、会議室に第三者として入室しません。
Granola は Mac(Windows はβ版)上で動作するデスクトップアプリです。2024年10月にシリーズAで約20億円を調達しています。日本語の音声認識と要約には2025年初頭からβ対応しています。
「Zoom の AI を使いたいが、全員に録音通知が出るのが気になる」「Google Meet と Teams の両方を使っているが、AI機能がどちらか一方にしかない」「議事録作成に会議後30分以上かかっている」
リアルタイム文字起こし
AI 生成メモ(会議終了後)
Zoom・Meet・Teams・Webex、そして対面の会議まで、PC 上で再生される音声をすべて録音できます。Bot は一切使いません。
会議中にキーワードだけ打ち込んでおけば、文字起こしと組み合わせてAIが整形します。何も入力しなくても、全自動での議事録作成が可能です。
「/」で呼び出せる再利用可能なプロンプトを保存できます。「営業報告フォーマット」「1on1テンプレ」など、会議の種類に合わせて設定しておくと便利です。
録音はローカルで処理され、暗号化されてクラウドへ送信されます。Enterprise プランでは AI 学習へのオプトアウトも可能です。
事務職 / 総務
週複数回の議事録作成を自動化できます。確認と修正だけに集中できます。
不動産業
物件説明・価格交渉など、後から参照する必要がある発言を漏れなく残せます。
フリーランス
要件や納期に関する発言を正確に残し、後のトラブル防止に役立ちます。
教育 / 研修
オンライン授業の書き起こしから復習資料やナレッジ共有資料を作れます。
Basic
$0
AI議事録・テンプレート・チャット。会議履歴に制限あり。まず試すのに十分。
Business
$14 / 人 / 月
履歴無制限・高度AIモデル・Notion/Slack等との連携。約 2,100 円/月。
Enterprise
$35 / 人 / 月
SSO・管理者機能・API。大企業・セキュリティ要件がある組織向け。
週3回・1回45分の議事録作成を時給換算すると、月9時間 × 3,000円 = 27,000円相当のコストがかかります。Business プランは月2,100円程度です。
Google Meet・Microsoft Teams・Zoom には、それぞれ AI 要約機能が付属しています。しかし、いずれも使用時に参加者全員へ通知が表示されます。また、各ツール専用のため、複数のサービスを使い分けている場合は別途それぞれに設定が必要です。
| ツール | 月額(1人) | 対応ツール | 参加者への通知 | 議事録専用設計 |
|---|---|---|---|---|
| Granola AI | $14〜Business プラン(個人利用可) | 全ツール+対面 | なし | あり |
| Google Meet AI(Gemini) | $17〜$22Business Standard 以上が必要 | Meet のみ | あり | なし |
| Teams Copilot | $21〜$30M365 + Copilot アドオン必須 | Teams のみ | あり | なし |
| Zoom AI Companion | $13〜$18Zoom 有料プランに内包 | Zoom 中心 | あり | なし |
Google Meet・Teams Copilot は既存の Workspace / M365 プランに追加して使うため、実質コストはさらに高くなるケースがほとんどです。複数のWeb会議ツールを使い分けている場合、Granola は1契約で対応できます。
日本語対応は現時点でβ版です。英語に比べると認識精度・要約品質が下がることがあります。UIは英語のみです(「導入手順」ページに日本語対訳を掲載しています)。